こばやし方南町歯科かわら版 第1…
プラーク(バイオフィルム)の細菌類が身体の臓器をおかす !!
バイオフィルムを形成している歯周病原菌や細菌が作る内毒素などは、歯周組織から頻繁に血流中に入り込んで様々な循環障害に関わります。 一時的な菌血症や敗血症を起こすことがあります。
この結果、細菌性心内膜炎を起こします。また、血管壁に細菌等の塊からなるプラーグを形成して、血管が狭まり動脈硬化となり、心筋梗塞や脳梗塞にも関係します。
バイオフィルムは、知らず知らずのうちに身体の臓器をおかしているのです。
バイオフィルムは、呼吸器の病気を引き起こす ‼
脳出血や脳梗塞などによって嚥下障害(飲み込み障害)咳反射の低下が生じた場合には、バイオフィルムを形成している細菌やのどの細菌が肺に吸引されて誤嚥性肺炎を起こすことがあります。
バイオフィルムの除去などの口腔ケアがこれらの疾患の予防の鍵となります。