こばやし方南町歯科かわら版 第1…

こばやし方南町歯科かわら版 第13号

シリーズ(3) 歯周病 5( …

中等度に進行した歯周病は、どの様にして治すのですか?

中等度の歯周病の治療

歯の表面や歯周ポケット内の歯垢(バイオフィルム)や歯石を徹底的に除去します。次に、歯根表面の病的な歯質を除去するために掻爬と滑沢化を行います(スケーリング・ルートプレーニングといいます)。

さらにポケット内側の痛んだ歯肉内面の上皮を除去するために、歯周ポケット掻爬を行います。

これらの治療を歯周病の基本治療といい、この間、歯周組織検査を繰り返し行い、治療の効果を診断します。 繰り返し行った歯周病の基本治療だけでは良い結果が得られない場合には、歯周外科手術へと進みます。

 

 歯周外科手術には次の手術法があります。

1 歯周ポケット掻爬術

2 新付着手術

3 歯肉切除手術

4 歯肉剥離掻爬手術

5 歯周組織再生誘導手術

 

歯周外科手術とは、どの様な手術ですか?

 歯周外科手術について、順次説明します。

2 新付着手術;ポケット掻爬手術の一種です。ポケット内面の汚染されたポケット上皮及び炎症性組織を切除します。 次に汚染された歯根面のスケーリング・ ルートプレーニングを行います。歯肉と歯根面が緊密に接触する様に縫合して歯肉と歯根面とが新たに付着する様に図る手術です。

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