こばやし方南町歯科かわら版 第1…

こばやし方南町歯科かわら版 第14号

シリーズ(4)口腔疾患と全身…

妊娠中の歯科治療は、いつ受けたらよいですか?

妊娠は、子宮において受精卵の着床に始まり、赤ちゃんの出生で終了します。最終月経の初日から280日経過した日を出産予定日と決めます。この期間を40等分したのが妊娠週数です。 妊娠初期は1か月から3か月、中期は4か月から7か月,終期は8か月から10か月に分けております。

歯科治療は,どの時期に受けたら良いでしょうか。

どの時期でも可能ですが、初期には流産や妊娠に対する不安、終期には早産の危険や出産に対する不安などがあるので、安定した中期が良いでしょう。

 

妊婦さんにみられる口腔疾患はどの様なものですか?

妊婦さんの全身状態から、初期には惡心、おう吐を主としたいわゆる「つわり」があります。この時期には日常生活のリズムがくずれて、口腔の清掃状態が悪くなります。このため口腔内の環境は悪化して、多発性のう蝕、妊娠性歯肉炎、多発性アフタが発現しやすくなります。

この歯肉炎の刺激が長く続くと歯肉にポリープ状の妊娠性エプーリスを発生させます。また、通常は押さえられていた歯周囲炎や歯周病が局所的に急激に炎症を悪化させていわゆる急性発作を生じて食事が満足に取れなくなることがあります。

妊娠初期から口腔清掃に心がけ口腔環境を整えておくことにより、これらを防ぐことができます。妊婦さんの口腔の細菌類が胎児に影響する報告があります。

 

妊娠中に歯科治療を受けるときの注意点は?

妊娠初期には,循環器系では全循環血液量(体の中を回る血液の量)が増加して心臓に負担が増大し、心拍出量(心臓から出て行く血液の量)が増加します。

過度の疼痛やストレスにより体の変調を起こし易い状態となっております。

口腔X線撮影は胎児への影響を考えなければなりません。 薬物を投与する場合、母体と同時に胎児への影響を考えねばなりません。

これらについては、この後のシリーズで詳しくお知らせします。

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