こばやし方南町歯科かわら版 第2…
むし歯がひどく、歯がとても痛いとき、なぜ「神経をとる」のですか?
前回、むし歯が進行して歯髄炎を起こしたため、歯の神経を取りました。
今回は、「根管を詰める」について説明します。
1.電気的根管長測定
歯根膜と口腔粘膜間の電気抵抗値は、6.5 kΩと一定であることを利用して,根尖部と口腔粘膜間の電気抵抗値を測定して、根管長を計測します。
2.電気的根管長測定器
精度の良い各種の機器が在ります。
3.X線写真
根管にリーマーを挿入してX線撮影します。
4.メジャーによる計測
根管に挿入したリーマーのマーカーの距離を正確に計測します。これが根管長となります。
5.ポイントの挿入
根管長の根管充填用ポイントを挿入します。
6.側方向に加圧
スプレダーでポイントを根管壁に圧接します。
7.アクセサリーポイントの挿入
空隙に細いアクセサリーポイントを挿入し、さらに側方に圧接して根管壁に密着させます。
8.垂直方向に加圧
垂直方向に圧接し、隙間なく密着させます。
9.仮封
セメント類で仮封し、その後歯冠修復物を製作します。