こばやし方南町歯科かわら版 第2…

こばやし方南町歯科かわら版 第28号

シリーズ(8)歯髄の治療 − 1…

むし歯がひどく、歯がとても痛いとき、なぜ「神経をとる」のですか?

前回、むし歯が進行して歯髄炎を起こしたため、歯の神経を取りました。

今回は、「根管を詰める」について説明します。

1.電気的根管長測定

歯根膜と口腔粘膜間の電気抵抗値は、6.5 kΩと一定であることを利用して,根尖部と口腔粘膜間の電気抵抗値を測定して、根管長を計測します。

2.電気的根管長測定器

精度の良い各種の機器が在ります。

3.X線写真

根管にリーマーを挿入してX線撮影します。

4.メジャーによる計測

根管に挿入したリーマーのマーカーの距離を正確に計測します。これが根管長となります。 

5.ポイントの挿入

根管長の根管充填用ポイントを挿入します。

6.側方向に加圧

スプレダーでポイントを根管壁に圧接します。

7.アクセサリーポイントの挿入

空隙に細いアクセサリーポイントを挿入し、さらに側方に圧接して根管壁に密着させます。

8.垂直方向に加圧

垂直方向に圧接し、隙間なく密着させます。

9.仮封

セメント類で仮封し、その後歯冠修復物を製作します。

一覧に戻る